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1,500万円を超えるレクサスLXを、『残クレなら月々の支払いを抑えて乗れるかも』と考えている方も多いはずです。ただ、ネットでは「残クレは損」という声も目に入って、迷ってしまいますよね。
結論から言うと、残クレは月々の支払いは軽くなりますが、総支払額は通常ローンより多くなりやすい買い方です。損か得かは、最後にLXを返すのか、買い取るのか、売るのかで変わります。
この記事では、LXの新車価格を使って、残クレと通常ローンの総支払額を数字で比べていきます。
残クレ(残価設定型ローン)の仕組み
残クレは、数年後のLXの価値(残価)を先に決めて、その分を除いた金額を分割で払う買い方です。最終回には、残価をどうするかを選びます。
| 支払いの中身 | 通常ローン | 残クレ |
|---|---|---|
| 毎月払う元金 | 車両価格の全額 | 車両価格から残価を引いた分 |
| 金利がかかる元金 | 車両価格の全額 | 残価も含めた全額 |
| 最終回 | 完済して自分の車 | 返却・買取・乗り換えから選ぶ |
| 走行距離・状態の条件 | なし | 返却時に条件がつくのが一般的 |
残クレは「月々を軽くする代わりに、残価にも金利を払う」買い方です。数年で手放すつもりなら検討の余地があり、長く乗るつもりなら通常ローンや現金のほうが総額は少なくなりやすいです。
ここで大事なのが、金利のかかり方です。残クレでは、最終回まで払わずに置いておく残価にも金利がかかります。月々は軽く見えても、総額では差が出る理由がここにあるんです。
LXの新車価格と、残クレで払う金額の計算例
まずは、もとになる新車価格です。LXの価格は’26年10月現在で1,560万〜2,210万円(メーカー希望小売価格・消費税込)で、出典はレクサス公式の価格表です。
| パッケージ | 新車価格 |
|---|---|
| LX600(標準) | 1,560万円 |
| LX600 “OVERTRAIL+” | 1,600万円 |
| LX700h(標準)/”OVERTRAIL+”、LX600 “F SPORT” | 1,700万円 |
| LX700h “F SPORT” | 1,800万円 |
| LX600 “EXECUTIVE” | 2,110万円 |
| LX700h “EXECUTIVE” | 2,210万円 |
この価格で、残クレと通常ローンを比べてみます。条件は次のとおり仮に置いた数字で、実際の金利や残価は販売店とローン会社の条件で決まります。
車両価格のみで計算(諸費用・オプションは含まない)。頭金なし、60回(5年)払い。残クレは年4.9%、残価は車両価格の40%と50%の2通り。通常ローンは年2.5%と年4.9%の2通り。
| LX600標準(1,560万円) | 月々 | 5年間の支払い | 残価 | 総支払額 | 金利の合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 残クレ・残価50% | 約17.9万円 | 約1,072万円 | 780万円 | 約1,852万円 | 約292万円 |
| 残クレ・残価40% | 約20.2万円 | 約1,210万円 | 624万円 | 約1,834万円 | 約274万円 |
| 通常ローン・年4.9% | 約29.4万円 | 約1,762万円 | なし | 約1,762万円 | 約202万円 |
| 通常ローン・年2.5% | 約27.7万円 | 約1,661万円 | なし | 約1,661万円 | 約101万円 |

月々だけ見ると、残クレ・残価50%は通常ローン(年2.5%)より約10万円軽くなります。でも残価まで払って買い取ると、総支払額は約191万円多くなる計算です。
『月10万円も違うなら残クレがいい』と感じる方もいますよね。ただ、それは最後に返す前提の話。買い取るなら、総額で比べてから決めておきましょう。
LX700hだとどうなる?価格が上がるほど差も広がる
LX700h(標準)の1,700万円でも、同じ条件で計算してみます。こちらも仮の条件での計算例です。
| LX700h標準(1,700万円) | 月々 | 5年間の支払い | 残価 | 総支払額 | 金利の合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 残クレ・残価50% | 約19.5万円 | 約1,168万円 | 850万円 | 約2,018万円 | 約318万円 |
| 残クレ・残価40% | 約22.0万円 | 約1,319万円 | 680万円 | 約1,999万円 | 約299万円 |
| 通常ローン・年4.9% | 約32.0万円 | 約1,920万円 | なし | 約1,920万円 | 約220万円 |
| 通常ローン・年2.5% | 約30.2万円 | 約1,810万円 | なし | 約1,810万円 | 約110万円 |
車両価格が140万円上がると、残クレ・残価50%の金利の合計は約26万円増えます。LXのように価格が大きい車ほど、金利の差が金額で大きく出るんです。
- 残クレは月々が軽いが、金利の合計は通常ローンより大きくなりやすい
- 残価を高く設定するほど月々は軽くなるが、金利の合計は増える
- 金利の差(年2.5%と4.9%)だけで、5年で約100万円以上の差になる
ここでの金利は仮の数字です。実際の金利は時期やキャンペーン、審査で変わるので、見積もりで出た条件を、複数並べて比べるのが確実ですよ。
最終回の3つの選び方と、それぞれの損得
残クレの損得を大きく左右するのが、最終回の選び方です。選べるのは、主に次の3つです。
| 最終回の選び方 | 5年間で出ていくお金(LX600標準・残価50%の例) | 向いている人 |
|---|---|---|
| 返却する | 約1,072万円 | 5年で手放すと決めている |
| 残価を払って買い取る | 約1,852万円 | 結局長く乗りたくなった |
| 乗り換える | 約1,072万円+次の車の契約 | 新しいLXに乗り続けたい |
返却する場合、5年間で払うのは約1,072万円です。仮に5年後に現金や通常ローンで買ったLXを売るとして、その売却額が残価の780万円を上回るなら、自分で売ったほうが手元に残るお金は多くなります。
例えば5年後の買取額が936万円(新車価格の60%と仮定)なら、残価との差は156万円です。LXはリセールが強いと言われる車なので、ここが残クレを考える時の大事なところなんです。

- 5年前後で手放すと決めている
- 月々の支払いを一定に抑えたい
- 走行距離が少なく、車をきれいに使える
- 長く乗り続けたい
- 年間の走行距離が多い
- カスタムをしたい
5年で手放すなら、実質いくら払うことになる?
『5年で手放すなら残クレが得なのでは?』と思いますよね。ここで、5年後に売った金額が残価と同じ780万円だったと仮定して、手放すまでに実質いくら出ていくかを比べてみます。
| LX600標準(1,560万円)を5年で手放す場合 | 5年間の支払い | 戻るお金 | 実質の負担 |
|---|---|---|---|
| 現金一括で買って売る | 1,560万円 | 780万円 | 780万円 |
| 通常ローン(年2.5%)で買って売る | 約1,661万円 | 780万円 | 約881万円 |
| 通常ローン(年4.9%)で買って売る | 約1,762万円 | 780万円 | 約982万円 |
| 残クレ(残価50%・年4.9%)で返却 | 約1,072万円 | なし | 約1,072万円 |
同じ年4.9%でも、残クレのほうが約90万円多くなっています。これが、残価にもかかっている金利の分なんです。
ただ、残クレには「5年後の価値が下がっていても、残価で返せる」という安心もあります。相場が残価を下回った時の保険代と考えるかどうかで、評価は変わってきます。
リセールの考え方はLXのリセールバリューで詳しく書いています。
残クレで気をつけたい条件
残クレで後から困りやすいのが、返却時の条件です。契約時に決めた条件を守れないと、追加の精算が発生することがあります。
- 契約で決めた走行距離を超えた
- 傷やへこみ、内装の汚れが基準を超えた
- 社外パーツに替えた、カスタムをした
- 事故で修理歴がついた
『LXで遠出するのが楽しみ』という方ほど、走行距離の上限は気になりますよね。年間の走る距離を先に見積もって、契約の上限と見比べておきましょう。
盗難も見落とせない話です。残クレ中に盗難にあうと、車が無くなってもローンは残ります。車両保険の内容は契約前に確かめておくと安心です。
5年の残クレなら、新車保証(初度登録から5年・10万km以内)の期間とちょうど重なります。レクサスケアの無料点検は3年間なので、4年目と5年目の点検費用は別に考えておきましょう。
ローンの支払いとは別に、税金や保険、ハイオク代もかかります。年間の維持費はLXの維持費の内訳で確かめられます。
月々の支払いを頭金別に見たい方はLXのローン月々いくら?で、ローン以外の選択肢はLXをリース・KINTOで乗る場合の費用で比べられます。
残クレを選ぶ前にやっておきたいこと
最後に、残クレで買うか決める前の流れをまとめます。数字を並べてから決めるだけで、後悔はかなり減らせますよ。
- 何年乗るか、年間何km走るかを決める
- 残クレと通常ローン、両方の見積もりをもらう
- 月々だけでなく総支払額と金利の合計を並べる
- 最終回に返すか、買い取るか、売るかを想定する
- 車両保険と返却条件を確かめる
見積もりでは、残価が何%か、金利が何%か、走行距離の上限がいくつかを書面で出してもらいましょう。口頭の説明だけだと、後から比べられません。
『販売店で残クレを勧められたけど、ほかと比べたい』という方は、ほかの見積もりも取って並べてみてください。条件を見比べるだけでも、どこで差がついているかが見えてきます。
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見積もりの見方はLXの見積もりの見方に、値引きの考え方はLXの値引き相場と交渉の順番にまとめています。
よくある質問
レクサスLXの残クレは損ですか?
総支払額は通常ローンより多くなりやすいです。ただ5年前後で返却すると決めているなら、月々を抑えて乗れる方法として合う人もいます。最終回の選び方まで含めて比べてみてください。
LXの残クレの残価率は何%ですか?
残価はローン会社と販売店の条件で決まり、時期で変わります。この記事の40%と50%は計算のための仮の数字なので、実際の残価は見積もりで確かめてください。
残クレの最終回で買い取ることはできますか?
一般的には残価を一括で払うか、再ローンを組んで買い取れます。ただ残価にも金利がかかっているので、最初から買い取るつもりなら通常ローンと総額を比べておくと安心です。
残クレ中に売ることはできますか?
所有者が販売店やローン会社になっていることが多いので、残りを精算して所有者を移す手続きが必要です。売却額で精算できるかは、残高と査定額次第です。
残クレと通常ローン、月々の差はどれくらいですか?
LX600標準1,560万円・頭金なし・60回の仮の条件では、残クレ(残価50%・年4.9%)が約17.9万円、通常ローン(年2.5%)が約27.7万円でした。実際は金利と残価で変わります。
まとめ
- 残クレは残価を除いた金額を分割で払うが、金利は残価にもかかる
- LX600標準の仮の計算では、残クレは月々約10万円軽いが、買い取ると総額は約191万円多い
- 価格が大きいLXほど、金利の差が金額で大きく出る
- 損得は最終回に返すか、買い取るか、売るかで変わる
- 走行距離・状態・カスタムの返却条件と車両保険を先に確かめる





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