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レクサスLXのカタログを見ていて、”OVERTRAIL+”だけ足元もボディの色味も違うことに気づいた方も多いはずです。『名前は格好いいけど、標準仕様と何がどれだけ違うの?』と迷いますよね。
結論から言うと、OVERTRAIL+は「22インチの都会顔」をやめて「18インチのオールテレーンタイヤとマットな外装」を選ぶ仕様です。LX700hなら標準仕様と同じ価格、LX600なら40万円高です。
この記事では価格差、足まわり、燃費、選ぶべき人を数字で並べていきます。
OVERTRAIL+(オーバートレイル)はどんな仕様?
OVERTRAIL+は、2025年3月の一部改良で追加されたオフロード志向の仕様です。同じタイミングでハイブリッドのLX700hも加わりました(メディア情報)。
LXの仕様は、上から”EXECUTIVE”、”F SPORT”、標準、”OVERTRAIL+”の4つです。OVERTRAIL+は上下関係というより、性格が違う「横の選択肢」と考えると分かりやすいんです。
OVERTRAIL+は、見た目と足元をアウトドア寄りにした仕様です。パワートレインはLX600とLX700hの両方から選べて、定員も5人か7人を選べます。
全車フルタイム4WD(AWD)で、ラダーフレーム構造なのはどの仕様も同じです。OVERTRAIL+だから骨格が別物になる、というわけではありません。
仕様全体の並びはレクサスLXのグレードの違いを一覧で比較でまとめています。
標準仕様との違いを表で比べると
まずは公式の主要諸元表と価格表から、違いが出る項目だけを抜き出しました。数値はすべて’26年10月現在のものです。
| 項目 | OVERTRAIL+ | 標準仕様 |
|---|---|---|
| ホイール | 18インチアルミ(マットグレー) | LX700hは22インチ鍛造/LX600は20インチ |
| タイヤ | 265/70R18 オールテレーン | LX700hは265/50R22 |
| 全高 | 1,895mm | 1,895mm(LX600の20インチ仕様は1,885mm) |
| 最低地上高 | 210mm(社内測定値) | 210mm(LX600の20インチ仕様は200mm) |
| 定員 | 5人または7人 | 5人または7人 |
| 外装 | マット系の加飾・ルーフ色違いのツートーン設定あり | 通常の加飾 |
| 内装 | 専用内装 | セミアニリン本革 |
いちばん大きい違いは足元です。22インチの薄いタイヤから、18インチの厚みのあるオールテレーンタイヤに変わります。
実は2026年10月の改良で、タイヤが265/65R18から265/70R18に変わっています。外径が少し大きくなり、最低地上高も上がったと報じられています。
メディアでは「最低地上高アップ」と報じられています。公式諸元表に載っている最低地上高は210mm(社内測定値)なので、この記事ではその値を使っています。

外装の見た目はマットでアウトドア寄り
OVERTRAIL+の外観は、ひと目で分かるくらい雰囲気が違います。マットグレーのホイールに、マット系の加飾が組み合わされます。
ボディカラーでは「ムーンデザート」がOVERTRAIL+で設定されています。ルーフの色を変えたツートーンも選べます(正式色名は販売店で確認してください)。
『街乗りがほとんどなのに、OVERTRAIL+だと浮かない?』という声もありますよね。実際には、マットな外装は都市部でも人と被りにくい個性として選ぶ方もいます。
- タイヤが厚く、縁石や段差でホイールを傷めにくい
- アウトドアの景色に似合う外観
- LX700hなら標準仕様と同額で選べる
- 22インチの迫力ある足元が好きな人には物足りない
- マット系の外装は洗車やコーティングに気をつかう
- 色の選択肢が仕様によって限られる
マット塗装の部分は、ワックスの種類によってはムラが出ることがあります。手入れの方法は納車時に販売店で聞いておきましょう。
色選びが売却価格にどう響くかはレクサスLXのリセールバリューで扱っています。
価格差はLX700hなら0円、LX600なら40万円
ここが一番気になるところですよね。価格は’26年10月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)です。
| パワートレイン | 標準仕様 | OVERTRAIL+ | 差 |
|---|---|---|---|
| LX700h | 17,000,000円 | 17,000,000円 | 0円 |
| LX600 | 15,600,000円 | 16,000,000円 | +40万円 |
LX700hでは、標準仕様とOVERTRAIL+が同じ価格です。どちらを選んでも車両価格は変わらないので、純粋に「好み」で決められます。
LX600では40万円の差がつきます。とはいえ1,560万円の車に対しての40万円なので、比率で見ると2〜3%ほどです。
『じゃあLX700hのOVERTRAIL+が一番お得なの?』と思うかもしれません。ただ、LX700hとLX600の差はOVERTRAIL+同士で100万円あります。
| 比べる組み合わせ | 価格差 |
|---|---|
| LX700h OVERTRAIL+ と LX600 OVERTRAIL+ | 100万円 |
| LX600 OVERTRAIL+ と LX600 標準 | 40万円 |
| LX700h OVERTRAIL+ と LX700h 標準 | 0円 |
ハイブリッドにするかどうかの話はLX700hとは?LX600との価格差で詳しく扱っています。
燃費と走りはどう変わる?
燃費は公式の国土交通省審査値(WLTCモード)で見ていきます。
| モデル | WLTC総合燃費 | 燃料タンク |
|---|---|---|
| LX700h OVERTRAIL+ | 9.3km/L | 68L |
| LX600 OVERTRAIL+ | 8.1km/L(LX600は7.9〜8.1km/L) | 80L |
LX700hのOVERTRAIL+は、標準仕様やEXECUTIVEと同じ9.3km/Lです。18インチになったから燃費が落ちる、ということは公式値の上ではありません。
LX600のOVERTRAIL+は、諸元表の並びから8.1km/Lと読めます。LX600の中では一番いい数字です。
満タンからの計算上の航続距離も出してみます。LX700hは68L×9.3km/Lで約632km、LX600は80L×8.1km/Lで約648kmです。
タンクの大きいLX600のほうが、計算上は少しだけ遠くまで走れるんです。山奥のキャンプ場へ行く方には、意外と効いてくる差ですよね。実際の燃費は走り方で変わるので、あくまで目安として見てください。
燃料は全車ハイオクです。ディーゼルの設定はないので、軽油で安く走らせたい方は注意してください。
- タイヤの厚みが増えるので、段差の当たりが柔らかく感じやすい
- オールテレーンタイヤは舗装路でロードノイズが出やすい傾向がある
- 未舗装路や砂利道ではタイヤの選択肢として有利
- 雪道はオールテレーンでも冬用タイヤの代わりにはならない
乗り心地は好みが分かれます。22インチのしっかりした感触が好きな方もいれば、18インチの丸い当たりが好きな方もいます。試乗できるなら、同じ道で両方乗ってみてください。
OVERTRAIL+を選ぶべき人・標準仕様が向く人
ここまでの違いを、どんな人に合うかに置き換えてみます。
- キャンプ場や林道、砂利の駐車場に行くことが多い
- 22インチより乗り心地の柔らかさを重視したい
- 人と被りにくい見た目にしたい
- LX700hを選ぶつもりで、仕様で迷っている
- 舗装路がほとんどで、静かさを優先したい
- 22インチの大径ホイールの見た目が好き
- LX600で予算を少しでも抑えたい
- 将来の売却時に、定番の見た目が安心
例えば販売店で、こんなやり取りになることがあります。
「LX700hで、標準とOVERTRAIL+の見積もりを両方ください」
「車両価格は同じですので、オプションと色でどう変わるかを並べますね」
LX700hなら車両価格が同じなので、見積もりの差はオプションと色で決まります。2通り並べてもらうと判断しやすくなります。

- 普段走る道に未舗装路や砂利道がどれくらいあるかを数える
- LX700hとLX600のどちらにするかを先に決める
- 同じパワートレインで、標準とOVERTRAIL+の見積もりを並べる
- 色とホイールの見た目を実車か写真で見比べる
- 迷いが残るなら、売る時に有利な仕様かどうかも考える
仕様の順番を逆にすると、いつまでも決まらないことも。先にパワートレインを決めてしまうと、OVERTRAIL+の価格差が「0円か40万円か」に絞れるので、ぐっと迷いにくくなります。
ガソリン車で考えている方はLX600は買いか?も合わせて読んでみてください。
F SPORTとどちらにするか迷ったら
2026年10月から”F SPORT”が国内で初めて設定されました。OVERTRAIL+と並べて迷う方も多いはずです。
2つは方向がほぼ逆なんです。F SPORTは舗装路の走りを、OVERTRAIL+は悪路と見た目の個性を狙っています。
| 項目 | OVERTRAIL+ | F SPORT |
|---|---|---|
| LX700hの価格 | 17,000,000円 | 18,000,000円 |
| LX600の価格 | 16,000,000円 | 17,000,000円 |
| ホイール | 18インチ(マットグレー) | 22インチ鍛造(スーパーグロスブラック) |
| タイヤ | 265/70R18 オールテレーン | 265/50R22 |
| 全長 | 5,100mm | 5,095mm |
| 主な装備 | マット系外装・専用内装 | パフォーマンスダンパー・トルセンLSD・赤いブレーキキャリパー |
| WLTC燃費(LX700h) | 9.3km/L | 9.2km/L |
価格はどちらのパワートレインでもF SPORTが100万円高です。高速道路やワインディングを気持ちよく走りたいならF SPORT、週末に土の道へ入るならOVERTRAIL+、と分けると決めやすくなります。
F SPORTの装備の中身はLXのF SPORTとは?で詳しく書いています。
中古でOVERTRAIL+を探す時の注意
OVERTRAIL+は2025年3月の追加なので、中古車として出てくる個体はまだ新しいものばかりです。台数も多くありません。
もう1つ大事なのが、2026年10月の改良前後でタイヤサイズが違う点です。改良前の個体は265/65R18、改良後は265/70R18です。
- 改良前の個体は約110万円の値上げ前の価格帯で売られていた(メディア集計)
- 改良前はマークレビンソンが全仕様標準ではなかった(メディア情報)
- タイヤが社外品に替わっていることがある
- オフロード走行の跡(下回りの擦り傷)は写真で見えにくい
下回りは、リフトで上げて見せてもらえるか聞いてみてください。オフロードで使われた個体は、フレームやガードに擦り傷が残っていることがあります。
中古の相場は時期と地域で大きく変わります。新しい年式なので、新車との差が小さいケースもあるはずです。
『中古なら早く手に入るかも』と考える方もいますよね。ただ、新車の保証は初度登録から5年・10万km以内なので、中古で買う時は保証の残り期間を確かめておきましょう。
レクサスケア(新車購入者向けの3年間の点検・メンテナンス無料)が中古でも受けられるかは、購入する販売店で確かめておくと安心です。
レクサスLX買いたいドットコム
レクサスLXの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、レクサスLXの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車で買うなら、交渉の順番はレクサスLXの値引き相場と限界額を先に見ておくと安心です。
よくある質問
OVERTRAIL+の読み方は?
「オーバートレイルプラス」と読みます。表記は”OVERTRAIL+”で、最後の「+」まで含めて仕様名です。
OVERTRAIL+は7人乗りを選べますか?
選べます。5人乗りと7人乗りがあり、価格は同じです。4人乗りはEXECUTIVEだけの設定です。
OVERTRAIL+に22インチホイールは付けられますか?
OVERTRAIL+の標準は18インチです。メーカーオプションで22インチが選べるかは、販売店で装備一覧を確認するのが確実です。
LX700hのOVERTRAIL+と標準仕様は本当に同じ価格ですか?
’26年10月現在のメーカー希望小売価格はどちらも17,000,000円です。レクサスは販売店が価格を定める参考価格なので、見積もりで確かめてください。
OVERTRAIL+はF SPORTより下のグレードですか?
価格はF SPORTより低いですが、性格の違う仕様です。F SPORTはオンロードの走り、OVERTRAIL+は悪路と外観の個性に振っています。
まとめ
- OVERTRAIL+は2025年3月追加のオフロード志向の仕様
- 価格はLX700hで標準と同額の1,700万円、LX600で40万円高の1,600万円
- 2026年10月改良でタイヤが265/70R18のオールテレーンに変更
- 燃費はLX700hで9.3km/L、LX600で8.1km/L(WLTC)
- 中古は改良前後でタイヤと装備が違うので年式を確認する





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