当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
家族や大切なお客さんを後ろに乗せる機会が多いと、運転席より後部座席の出来が気になりますよね。1,500万円を超える車なら、後ろの席もそれなりであってほしいと思うのは当然です。
結論から言うと、レクサスLXの後部座席は「どの定員を選ぶか」でまったく別物になります。後ろの席を主役にしたいなら4人乗りの”EXECUTIVE”、家族で使うなら5人乗りか7人乗り、という分け方が基本です。
ここでは公式の室内寸法と定員ごとの違いを数字で並べて、自分に合う後ろの席を選べるようにしていきます。
レクサスLXの後部座席はどれくらい広い?
まずは数字で見てみましょう。現行LX(2026年10月一部改良モデル)の公式諸元表から、室内の寸法を抜き出しました。
| 項目 | 数値(公式諸元表・’26年10月現在) |
|---|---|
| 室内長(EXECUTIVE・4人乗り) | 2,005mm |
| 室内長(5人乗り) | 1,950mm |
| 室内長(7人乗り) | 2,760mm(LX600は2,755mm) |
| 室内幅 | 1,630mm |
| 室内高 | 1,190mm |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 全長/全幅 | 5,100mm(F SPORTは5,095mm)/1,990mm |
室内幅1,630mmは、大人3人が横に並んでも肩が当たりにくい余裕のある幅です。全幅1,990mmという車体の大きさが、そのまま後ろの席の横方向のゆとりにつながっています。
面白いのは室内長です。4人乗りのEXECUTIVEが2,005mmと、5人乗りの1,950mmより長いんです。
これは後ろの席を2つの独立したシートにして、そのぶん前後方向に余裕を持たせているからです。後ろに乗る人の足元を広く取る、という考え方がそのまま数字に出ています。
後部座席の広さは「横方向は全仕様ほぼ共通、前後方向は定員で変わる」と覚えておくと分かりやすいです。足元の広さを最優先するならEXECUTIVE、人数を優先するなら7人乗りです。

後部座席の形は定員で3つに分かれる
『LXの後ろの席って、どれも同じじゃないの?』と思う方もいるはずです。実は定員によって、後部座席の作りそのものが違います。
| 定員 | 選べる仕様 | 後部座席の形 | 価格(LX600/LX700h・税込) |
|---|---|---|---|
| 4人乗り | “EXECUTIVE” | 独立した2席・後席リラクゼーション | 2,110万円/2,210万円 |
| 5人乗り | 標準・”OVERTRAIL+”・”F SPORT” | 2列目が3人掛け | 1,560万〜1,700万円/1,700万〜1,800万円 |
| 7人乗り | 標準・”OVERTRAIL+”・”F SPORT” | 2列目3人掛け+3列目 | 5人乗りと同価格 |
価格は’26年10月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)です。5人乗りと7人乗りは同じ価格なので、後ろの席の使い方だけで選べます。
4人乗り”EXECUTIVE”は後ろの人のための仕様
EXECUTIVEは、後ろに座る人をもてなすための仕様です。後部座席は左右に独立した2席で、後席リラクゼーションの機能を持たせた最上級の作りになっています。
前後席ともシートヒーターとベンチレーションが付き、シートはセミアニリン本革です。後ろの人が長い時間座っても疲れにくいことを最優先にした仕様と言えます。
5人乗り・7人乗りは家族向け
5人乗りと7人乗りは、2列目が3人掛けのベンチシートです。子どもを含めて人数が乗れることを重視するなら、こちらが現実的な選択になります。
7人乗りの3列目は、大人が長距離を座るには窮屈になりがちです。3列目の使い方はLXは何人乗り?7人乗りと5人乗り・4人乗りの選び方で詳しく比べています。
3列目に座る人の目線でも考えておく
7人乗りを選ぶと、「後部座席」は2列目と3列目の2か所になります。3列目に誰が座るかで、選び方が少し変わってくるんです。
『3列目は子ども用だから狭くても平気』と考える方もいるはずです。ただ、子どもが大きくなると、3列目の足元や乗り降りへの不満が出てくることもあります。
3列目へは2列目を動かして乗り込む形になるので、乗り降りのたびに2列目の人にも少し動いてもらうことになります。普段3列目を使う人がいるなら、その人にも試乗の時に座ってもらうと安心です。
後部座席はリクライニングできる?
後部座席がどこまで倒れるのかは、気になるところですよね。ここは仕様によって答えが変わります。
EXECUTIVEは、後席を倒してくつろぐことを前提にした仕様です。独立した2席それぞれで姿勢を変えられるので、移動中に休みたい人には一番向いています。
5人乗り・7人乗りの2列目も、背もたれの角度を変えられる作りになっているのが一般的です。ただ、倒せる角度や電動か手動かといった細かい仕様は、この記事では公式資料で確かめきれていません。
『結局どこまで倒れるの?』という疑問は、カタログの文字より実車で座るのが一番早いです。販売店で後ろの席に座らせてもらい、自分で操作してみてください。
- 背もたれを一番倒した時に、頭の位置が楽か確かめる
- 倒した状態で、後ろの荷室や3列目に干渉しないか見る
- 操作スイッチやレバーの場所が、座ったまま届くか試す
- 前の席を自分の運転姿勢に合わせた状態で足元を測る
ここが大事なところです。後部座席の印象は、前の席の位置で大きく変わります。
運転する人がいつもの姿勢に合わせた状態で、後ろに座ってみてください。店頭で前の席を一番前に出したまま座ると、実際より広く感じてしまうことがあります。
後ろの席の座り心地を左右するもの
広さが十分でも、座り心地が悪ければ長距離はつらいですよね。LXの後部座席の座り心地には、主に3つのことが関わってきます。

| 関わるもの | LXの場合 | 後ろの席への影響 |
|---|---|---|
| シートの素材 | セミアニリン本革(F SPORTは専用表皮) | しっとりした座り心地。夏冬の温度変化はヒーター等で補う |
| 足まわり | 2026年10月改良で全仕様のサスペンション特性を見直し | 段差を越えた時の揺れ方に関わる |
| タイヤ | 22インチ(265/50R22)/20インチ/18インチ(265/70R18) | 細かな突き上げの伝わり方が変わる |
タイヤの大きさは見落としがちですが、後ろの席には意外と効いてきます。22インチはタイヤの厚みが薄いので、路面の細かな凹凸を拾いやすい傾向があります。
反対に、OVERTRAIL+の18インチオールテレーン(265/70R18)はタイヤの厚みがあります。乗り心地を優先する方の中には、あえてこちらを選ぶ人もいます。
例えばこんな会話になることがあります。
「後ろに乗る母が、揺れると酔いやすいんです」
「それなら22インチと18インチ、両方の試乗車で後ろに座ってもらうと違いが分かりやすいですよ」
乗り心地や静かさは、LXの乗り心地と静かさでまとめています。後ろの席の揺れが気になる方は、あわせて読んでみてください。
LXは最低地上高が210mm(LX600標準の20インチ仕様は200mm)あり、床が高めです。高齢の家族を乗せる場合は、乗り込む時のステップの高さも実車で確かめておくと安心です。
後部座席を快適にする装備
後ろの席の満足度は、広さだけでなく装備でも変わります。LXで後部座席に関わる主な装備を並べました。
| 装備 | 設定の状況 |
|---|---|
| マークレビンソンのオーディオ | 2026年10月から全仕様に標準(メディア情報) |
| リヤシートエンターテインメント | オプション設定あり(諸元表の重量注記より) |
| 後席のシートヒーター・ベンチレーション | EXECUTIVEは前後席に装備 |
| 後席リラクゼーション機能 | EXECUTIVE |
| 予防安全 | Lexus Safety System + |
音の良さは、後ろに座る人ほど実感しやすいものです。全仕様標準になったマークレビンソンの中身はLXのマークレビンソンで解説しています。
子どもが後ろで動画を見るなら、リヤシートエンターテインメントも候補になります。設定や見られる内容はリヤシートエンターテインメントとテレビ・動画の見方を参考にしてみてください。
後席まわりの装備は、仕様ごとの標準・オプションの区別が細かく、改良のたびに変わることがあります。中古で探す場合は特に、欲しい装備が付いているかを車検証の年式と装備表で一つずつ確かめておきましょう。
中古で探す時は後ろの席の傷みも見る
中古のLXを考えている方は、後部座席の状態もチェックしておきましょう。本革のシートは、乗り降りの多い側のふちから擦れが出やすいものです。
| 見ておきたいところ | 理由 |
|---|---|
| シートのふちの擦れ | 乗り降りで一番こすれる場所 |
| 背もたれのしわや色あせ | 日差しを受けやすい |
| 操作スイッチの動き | 電動の機能が正常に動くか |
後部座席の状態は、売る時の評価にも関わってきます。日差し対策のサンシェードなどはLXのサンシェード・カーテン・フロアマットの選び方で紹介しています。
後部座席を重視する人の選び方
ここまでの話を、誰が後ろに乗るかで整理してみました。自分に近いものを探してみてください。
| 後ろに乗る人 | 向いている仕様 | 理由 |
|---|---|---|
| 送迎するお客さん・役員 | “EXECUTIVE”(4人乗り) | 独立2席と後席リラクゼーション |
| 夫婦+子ども2人まで | 5人乗り(標準など) | 3人掛けの2列目と広い荷室 |
| 祖父母も乗る3世代 | 7人乗り | 3列目で人数に対応できる |
| 揺れに弱い家族 | “OVERTRAIL+”も候補 | 18インチの厚いタイヤ |
EXECUTIVEは標準仕様より550万円高く(LX600同士で比べた場合)、価格差は大きいです。『そこまで出す価値があるのか』と迷う方は、EXECUTIVEは2,110万円の価値がある?で中身を確かめてから決めても遅くありません。
- 運転する人が普段の姿勢に前の席を合わせる
- 後ろに乗る予定の家族に、実際に座ってもらう
- リクライニングやヒーターなど、後席の操作を一通り試す
- 段差のある道を走ってもらい、後ろで揺れ方を確かめる
- 乗り降りを2〜3回繰り返し、ステップの高さを確かめる
LXは価格が高いぶん、仕様選びを間違えると後悔が大きくなります。予算の組み方や交渉の順番は、LXの値引き相場と限界額で先に押さえておくと話が進めやすいですよ。
よくある質問
レクサスLXの後部座席はリクライニングできますか?
4人乗りのEXECUTIVEは後席でくつろぐことを前提にした独立2席です。5人乗り・7人乗りの2列目の倒せる角度や操作方法は、販売店の実車で確かめるのが確実です。
後ろの席が一番広いのはどの仕様ですか?
室内長で見るとEXECUTIVEが2,005mmで、5人乗りの1,950mmより長くなっています。7人乗りは2,760mmですが、これは3列目まで含めた長さです。
後部座席に大人3人は座れますか?
5人乗り・7人乗りの2列目は3人掛けで、室内幅は1,630mmあります。長距離なら中央席の座り心地も試乗で確かめておくと安心です。
後ろの席でテレビや動画は見られますか?
リヤシートエンターテインメントのオプション設定があります。付けられる仕様や見られる内容は、注文前に販売店で確かめておきましょう。
5人乗りと7人乗りで価格は違いますか?
同じ仕様なら同価格です。’26年10月現在、LX600標準は1,560万円、LX700h標準は1,700万円(いずれも税込)です。
まとめ
- 後部座席の横の広さは全仕様で室内幅1,630mm、前後の広さは定員で変わる
- 後ろの席を主役にするなら4人乗りのEXECUTIVE(LX600で2,110万円)
- 家族で使うなら5人乗りか7人乗りで、どちらも同価格
- リクライニングの細かい仕様は実車で座って確かめるのが確実
- 座り心地はタイヤの大きさでも変わるので、試乗は後ろの席でもしておく





コメント