当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
LXの価格表を見ると、一番手の届きやすい1,560万円のモデルがLX600です。『でも燃費が悪いって聞くし…』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、LX600は「燃費8km/L前後とハイオク代を受け入れられる人」には、LXの中で一番合理的な選択です。ハイブリッドとの差額で、かなりの燃料代がまかなえます。
この記事では、LX600のエンジンとスペック、燃料、価格を数字で並べて、買いかどうかを判断できるようにします。
LX600のエンジンはV6 3.5Lツインターボ
LX600は、2022年1月に国内で発売された現行LX(4代目・300系)の最初のモデルです。2026年10月1日に一部改良を受けています。
エンジンはV35A-FTSというV型6気筒のツインターボです。排気量は3.444Lで、これに10速ATを組み合わせています。
| 項目 | LX600(公式諸元表・’26年10月現在) |
|---|---|
| 車両型式 | 3BA-VJA310W |
| エンジン型式 | V35A-FTS |
| 形式 | V型6気筒 インタークーラー付ツインターボ |
| 排気量 | 3.444L |
| 最大トルク | 650N・m(66.3kgf・m)/2,000〜3,600rpm |
| 変速機 | 10速AT(Direct Shift-10AT) |
| 駆動方式 | フルタイム4WD |
| 燃料タンク | 80L |
最大トルク650N・mは、2,000回転という低いところから出ます。2.5t級の車体でも、普段の加速で力不足を感じにくい設定なんです。
LX600は「V6 3.5Lツインターボ+10速AT+フルタイム4WD」。モーターは付かない純ガソリン車で、燃料はハイオク指定です。

馬力と最高速度はどう書かれている?
『LX600って何馬力?』と調べると、数字が2つ出てきて戸惑いますよね。
’26年10月版の公式諸元表では、エンジン最高出力が300kW(408PS)/5,200rpmと書かれています。一方、従来のLX600は305kW(415PS)と紹介されてきました。
この差が改良による変更なのか、表記の違いなのかは、公式の資料で確かめきれていません。購入前に気になる方は、販売店で最新の主要諸元表を見せてもらうのが確実です。
最高速度については、レクサスの公式諸元表に記載がありません。日本の公道を走る上では、気にする場面はほとんどないはずです。
馬力の数字より、低い回転から650N・mが出ることが加速の感覚に効きます。信号からの発進や高速の合流で、車の大きさのわりに軽く進むと感じる人が多いです。
10速ATが効いてくる場面
LX600は10速ATです。段数が多いと、エンジンが力を出しやすい回転を保ったまま加速できます。
高速道路を一定の速さで走る時は、高いギアに入ってエンジンの回転を低く抑えられます。WLTCの高速モードで9.4〜9.7km/Lと、市街地より燃費が伸びるのはこのためです。
『ターボでV6だと、音がうるさいのでは?』と心配する方もいますよね。普段の加速で回転を上げずに済むぶん、静かに走れる場面も多いです。気になる方は試乗で確かめてみてください。
燃料はハイオク。レギュラーもディーゼルも無い
ここは誤解が多いところなので、はっきりお伝えしますね。LX600の燃料は無鉛プレミアムガソリン、つまりハイオクです。
『レギュラーを入れても走るのでは?』という声もあります。ただ、ハイオク指定の車にレギュラーを入れると、本来の性能が出ないことがあります。
指定どおりハイオクを入れておきましょう。給油口の近くにも燃料の種類が書かれています。
「レクサスLX 軽油」「ディーゼル」で調べる方もいますが、LXにディーゼルの設定はありません。
ディーゼルがあるのは、同じ骨格を使う兄弟車のトヨタ ランドクルーザー300のほうです。ここを混同すると、燃料代の計算がまるごとズレてしまいます。
| 項目 | レクサスLX600 | 参考:ランドクルーザー300 |
|---|---|---|
| 燃料 | ハイオク | ガソリン車とディーゼル車がある |
| ディーゼル | 設定なし | 設定あり |
ランクルとの違いはLXとランドクルーザー300の違いで詳しく比べています。
「LXはV8じゃないの?」先代との違い
LXと聞くと、V8エンジンを思い浮かべる方もいるかもしれません。
それは先代のLX570(3代目・200系)の話です。LX570は5.7LのV8エンジン(3UR-FE)を積んでいました。
| 項目 | 先代 LX570 | 現行 LX600 |
|---|---|---|
| エンジン | 5.7L V8(3UR-FE) | 3.5L V6ツインターボ(V35A-FTS) |
| 過給 | なし | ツインターボ |
| 型式 | URJ201W | 3BA-VJA310W |
現行のLXはV6ツインターボに切り替わりました。排気量は小さくなりましたが、ターボで低い回転から力を出す考え方です。
排気量が3.5L以下になったことで、自動車税(種別割)は「3.0L超3.5L以下」の年57,000円の区分に入ります。
先代を中古で検討している方は、先代LX570と現行LXの違いも読んでみてください。
燃費7.9〜8.1km/Lをどう受け止めるか
LX600の燃費は、WLTC総合で7.9〜8.1km/Lです(国土交通省審査値)。
| 燃費(WLTC・km/L) | 総合 | 市街地 | 郊外 | 高速 |
|---|---|---|---|---|
| LX600 | 7.9〜8.1 | 5.6 | 8.2〜8.3 | 9.4〜9.7 |
| LX700h(参考) | 9.2〜9.3 | 6.5 | 9.6〜9.8 | 10.8〜11.0 |
市街地は5.6km/Lです。街乗りが中心だと、総合の数字より下がりやすいと考えておきましょう。
では、年間の燃料代はどれくらいでしょう。仮に年1万km走り、ハイオクが1Lあたり190円として計算してみます。
| 年間走行距離 | 使う燃料(8.0km/L) | 燃料代(1L 190円と仮定) |
|---|---|---|
| 5,000km | 約625L | 約11.9万円 |
| 10,000km | 約1,250L | 約23.8万円 |
| 15,000km | 約1,875L | 約35.6万円 |
WLTCの値どおりに走れた場合の試算です。実際の燃費は、走り方や季節で変わります。
年1万kmだと、LX700h(9.3km/L)との燃料代の差は年3万円台です。標準仕様同士の価格差は140万円なので、燃料代の差でハイブリッドの元を取るのはかなり長い期間が必要です。
- タンクが80Lと大きく、満タンで計算上約640km走れる
- 燃料代の差は年3万円台で、価格差に比べて小さい
- 車両重量がLX700hより150〜170kg軽い
- 市街地は5.6km/Lまで下がる
- ハイオク指定で1回の給油額が大きい
- 年に走る距離が多いほど燃料代の負担が増える
実燃費の話はLXの実燃費とハイオク代で詳しく扱っています。

LX600の価格は1,560万〜2,110万円
LX600には4つの仕様があります。価格は’26年10月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)です。
| 仕様 | 定員 | LX600 | LX700h(参考) |
|---|---|---|---|
| 標準 | 5人/7人 | 1,560万円 | 1,700万円 |
| “OVERTRAIL+” | 5人/7人 | 1,600万円 | 1,700万円 |
| “F SPORT” | 5人/7人 | 1,700万円 | 1,800万円 |
| “EXECUTIVE” | 4人 | 2,110万円 | 2,210万円 |
出典はレクサス公式「LX 価格・パッケージ比較」です。
LX600の標準仕様は、2026年10月の改良で20インチアルミホイールが新たに設定されました。20インチ仕様は全高1,885mm、最低地上高200mmです。22インチを選ぶと全高1,895mm、地上高210mmになります。
標準とOVERTRAIL+は40万円差
LX600では、標準とOVERTRAIL+の差が40万円あります。LX700hでは両者が同じ1,700万円なので、ここはLX600ならではの違いです。
OVERTRAIL+は18インチのオールテレーンタイヤ(265/70R18)を履く、オフロード向けの仕様です。舗装路がほとんどなら標準、キャンプや雪道によく行くならOVERTRAIL+、という分け方が考えやすいですね。
詳しくはLXのOVERTRAIL+とは?で解説しています。
F SPORTとLX700hが同じ1,700万円
LX600 “F SPORT”は1,700万円です。LX700hの標準と同じ価格なので、『ハイブリッドにするか、F SPORTにするか』で迷う方もいるはずです。
この場合は、燃費と静かさを取るか、曲がる時の安定感と見た目を取るか、で選ぶと決めやすくなります。F SPORTの専用装備はLXのF SPORTとは?で解説しています。
LX600が向いている人・向いていない人
ここまでの数字をまとめると、LX600が合うかどうかは次のように分かれます。
- LXに乗りたいが、購入価格はできるだけ抑えたい
- 年間の走行距離がそれほど多くない
- 長距離を走る時に給油の回数を減らしたい
- ハイオク代は必要経費として割り切れる
反対に、街中の渋滞が多くて静かな発進を重視したい人は、LX700hも試乗しておくと安心です。LX700h側の判断はLX700hとは?LX600との140万円差で書いています。
例えば販売店では、こんなふうに聞いてみるといいですよ。
「LX600とLX700hで、同じ仕様の見積もりを両方出してもらえますか?」
「はい、総額を並べてお出ししますね」
本体価格だけでなく、税金やオプションを含めた総額で比べると、差額の重みが分かりやすくなります。
レクサスLX買いたいドットコム
レクサスLXの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、レクサスLXの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
仕様ごとの違いを全部並べて見たい方はLXのグレードの違いを一覧で比較へ。商談の順番はLXの値引き相場と交渉の順番でまとめています。
LX700hと続けて乗ると、発進の音と出足の違いが分かりやすくなります。燃費の差より、自分にとって気になる差かどうかで決めてみてください。
よくある質問
LX600のエンジンは何ですか?
V35A-FTSというV型6気筒3.5L(3.444L)のツインターボエンジンです。10速ATとフルタイム4WDを組み合わせています。
レクサスLXはレギュラーガソリンで走れますか?
LXは全車ハイオク指定です。本来の性能を出すため、指定どおりハイオクを入れてください。
レクサスLXにディーゼルはありますか?
ありません。ディーゼルは兄弟車のランドクルーザー300に設定されているもので、LXはLX600とLX700hのどちらもガソリンです。
LX600のガソリンタンク容量は?
80Lです。WLTC総合8.0km/Lで計算すると、満タンで約640km走れる計算になります。
LX600は何馬力ですか?
’26年10月版の公式諸元表では300kW(408PS)と表記されています。従来は305kW(415PS)と紹介されていたため、最新の値は販売店で確かめるのが確実です。
まとめ
- LX600はV6 3.5Lツインターボ(V35A-FTS)+10速AT+フルタイム4WDのガソリン車
- 燃料はハイオク指定で、ディーゼルの設定は無い。V8は先代LX570の話
- 燃費はWLTC総合7.9〜8.1km/L。年1万kmで燃料代は約23.8万円(1L 190円と仮定)
- 価格は’26年10月現在1,560万〜2,110万円で、LX700hより100万〜140万円安い
- 燃料代を割り切れて購入価格を抑えたい人には、LXの中で合理的な選択





コメント